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【歯科医院の集客】Google広告における上位表示の優位性
お客様からよくご相談を受ける内容です。
「上位固定表示で広告出しませんか?という営業が来ます」
このようなお話をお伺いされたことがある方も多いと思います。
今回は、上位表示の優位性と落とし穴、歯科の集客に効果があるのか解説していきます。
目次
上位に出すことでクリックされる確率は高まる
上位にある方が目に止まる確率は高まります。
その分クリックされる確率も高まります。
seoClarity(SEOクラリティ)が公開した2021年11月の検索順位別クリック率データでは
検索順位1位のクリック率は13.94%
検索順位10位のクリック率は1.32%
と大きな差があります。
こう見ると上位1位は圧倒的にクリックされやすいと言えます。
Google広告をする際も同じことが言えますが、上位表示の方がクリックされる確率は高いでしょう。
「クリック率が高まる=効果が良い」訳ではない?
これはWEB広告全てに言えることですがクリック率が良いから効果が出るとは限りません。
WEB広告には様々な種類がありますが、
Google広告等に関してはクリックされたら課金されるという仕様ですので
クリック率が10%でも1%でも使用される金額に差はありません。
■例
・1ヶ月目
広告費10万円使用 クリック単価100円 獲得クリック1,000回(クリック率10%)
・2ヶ月目
広告費10万円使用 クリック単価100円 獲得クリック1,000回(クリック率1%)
というようにある程度の需要があり、さほど広告費を膨大に使っていないクリニックであれば
クリック率が何%であれ、獲得できるクリックに差が出ることはほぼ無いです。
上位表示の方がクリック単価は高くなる
上記のようにクリック単価がいくらか?で1ヵ月に獲得できるクリック数は変わります。
Google広告では入札制度によって単価が決まりますので
より上位表示の方がクリック単価が上がりやすくなります。
■例
・上位表示
広告費10万円使用 クリック単価500円 獲得クリック200回(クリック率10%)
・下位表示
広告費10万円使用 クリック単価100円 獲得クリック1,000回(クリック率1%)
こちらは一例にはなりますが、上位表示をした方が一般的に獲得できるクリック数は少なくなります。
上位に出すことで来院数が増えるのか
WEB広告を行う目的は「新患を増やす」「問い合わせを増やす」というところだと思います。
では上位表示すれば問い合わせが増えるのか、こちらを解説していきます。
まず上位に出すことが重要な理由は
・一番に目に止められやすい
・下位のものに比べ比較検討の中に入りやすい
こういったものになります。
「上位に出せば問い合わせ確率が上がる」というデータは無い
これはGoogleの担当から実際に聞いた話ですが
Googleの中のデータでも上位表示すれば問い合わせ確率が上がるというデータは無いそうです。
ですので、兎にも角にも上位に出せば良いという訳では無いようです。
ただ、上位に出すことが有効なサービスも世の中にはあります。
緊急性の高いサービス
一刻を争う状況やそもそもじっくり見比べている時間が無い状況では
上位表示は非常に強い効果を発揮します。
例えば、鍵がなくて家に入れない、水漏れしている、スズメバチが部屋の中を飛んでいる、歯が痛くて痛くてどうしようもない
こういった状況で悠長に比較検討するユーザーは少ないでしょう。
歯医者の場合は「歯が痛くてどうしようもない」が当てはまるとは思いますが
そもそも飛び入りの新患をすぐ対応できる歯医者さんはそんなに多くないと思いますので
歯医者は緊急性の高いサービスには当てはまりづらいと思います。
質が求められないサービス
どこに頼んでも一緒、なのであれば一番最初に目についたところに依頼する人が多いでしょう。
例えばYシャツのクリーニングや日用品の宅配、粗大ごみの収集、
こういったサービスであれば上位に表示している方が優位になりやすいと思います。
歯医者のWEB広告は上位表示が絶対ではない
上述したように上位表示したからと言って必ず成果が出るとは限りません。
上位に出そうとするとクリック単価が高くなりすぎるあまり、
広告費の無駄遣いをしてしまっている場合もあります。
ある程度の上位表示は必要だが、クリック数も大事
クリック数が多ければ多い程より多くの人に見てもらっていることになります。
同じ費用で100回クリックされるのと、1000回クリックされるのでは後者の方が効果は出やすいでしょう。
余りにも下の方に出ているとそもそもクリックすらされないので、ある程度の位置に表示する必要はあります。
また、上位にある方が比較検討に入りやすい、というのも実際にあると思います。
ですので、ユーザーに認知されやすい位置に広告を出しつつ、より多くの人にクリックしてもらう
これが理想かと思います。
その上で、新患数が伸びているかどうかはしっかりとチェックしていきましょう。
目的から逆算してチェックポイントを設ける
当社では新患を増やすという目的からズレずに、
それに対して必要な施策やチェックポイントを設けて定点観測していきますので、
どの施策が当たっているかどうかというのが明確に分かります。
当社はクリニックにとって本当に必要なマーケティング戦略をご提案いたします。
セカンドオピニオンのような相談もお受けしております。
是非お気軽にお問い合わせください。