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広告をかけるサービスは自由診療と保険診療どちらがいいのか?
一般的には自由診療の方に広告をかけることが多いですが
保険診療に広告をかけることはダメなのでしょうか?
答えとしてはNOです。
ただ、それぞれのメリットとデメリットがありますので、今回はそれぞれの特徴をご紹介します。
目次
自由診療に広告をかけるメリットとデメリット
メリット①投資を短期間で回収できる可能性が高く、売上も伸びやすい
自由診療は成約した段階での医院の収入も多いので投資額を早期に回収できる可能性が高いです。
また、売上としても通常より多く計上できることが多いため、多くの方はまず自由診療から広告をかけることが多いです。
メリット②集客が広い範囲で行える
自由診療は高額な医療費を払うことから、多少遠くても良いクリニックにかかりたいと思うのがユーザー心理です。
勿論、近場の方が集客しやすいですが、名医と呼ばれる権威性のある先生であれば全国から集客することも可能です。
デメリット①競合性の高いサービスが多い
自由診療で儲けたいというのは皆さん考えることですので、もうひと伸びしたいクリニックがまず取り組む箇所になり
必然競合性が高い状態です。上述した広い範囲での集客というのも相まって多くの競合の中で勝ち抜ける力が必要になります。
この力が無いと投資額だけかさみ、回収が困難になってきます。
デメリット②突き抜けた特徴のあるクリニックの寡占市場になりやすい
高額医療であればあるほど失敗したくない・お得に実施したいとユーザーは考えているので、
特徴のあるクリニックであればあるほど一人勝ちしやすい市場になっています。
例えば、技術に長けており実績が多いクリニックや非常に安く実施できるクリニックは
選ばれやすい傾向にあり、ユーザーを独占しやすい状況にあります。
このため、競合に勝てる打ち出しを出来ないクリニックは淘汰されやすい状況です。
保険診療に広告をかけるメリットとデメリット
メリット①自由診療に比べ競合性が低くユーザーを獲得しやすい
保険診療で広告をかけているクリニックは自由診療と比べて圧倒的に少ないです。
単純に競合が少ない分相対的に選んでもらいやすい状態です。
また、保険診療では「通える範囲」が非常に重要になりますので
近隣のユーザーであれば獲得効率は非常に高くなります。
メリット②定期的に通院してもらえることで信頼性が高まり、アップセルが狙いやすい
自由診療のような高額治療は信頼できるクリニックに任せたいと考えるユーザーがほとんどです。
そのため、普段の保険診療の通院から信頼してもらっていれば
自由診療へのアップセルの提案は比較的スムーズに行えるかと思います。
新規患者に提案するよりも契約率は高くなる傾向にあります。
デメリット①費用対効果が図りづらい
保険診療の1回の来院での売上が低いため短期的な投資の回収が難しいです。
LTV(顧客生涯価値)という指標で計算するのですが
平均的な来院回数と売上で換算し、長期的な視点で投資が回収できているかどうかの判断になります。
デメリット②人件費・現場コストが上がりやすい
簡単に言えば忙し貧乏になりやすいということです。
同じ売上額を目指すにあたって自由診療であれば100人で済むところが
保険診療であれば500人必要ということが起こります。
勿論、保険診療からの自由診療へのアップセルや物販等もありますが
フラットな目線で見ると自由診療単体の方が現場コストは少なく済みます。
クリニックの特徴と競合優位性を考えて戦略をたてよう
どのサービスで売上を立てていくかは経営判断になります。
自クリニックの強みは何か、競合と比べた時に勝てる箇所はどこか
こういった点を包括的に考えて、勝てる市場で勝負していきましょう。
どの戦略であっても重要なのは顧客満足度と口コミ
大事なのは患者様に満足していただき、再度来院いただけるようになること
口コミを広めていただき、紹介から患者様が増えるようになること
このループを作れば多額の広告費をかけなくても勝手に集客のサイクルが回るようになります。
集客に困っているクリニックは是非ご相談ください。
クリマケは業界内での成功実績を多く抱えたマーケッターが在籍しています。
困っていることは意外と業界では「あるある」のことが多いです。
セカンドオピニオンのような相談もお受けしております。
是非お気軽にお問い合わせください。