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クリニックの広告費用っていくらかければいいの?基本の考え方を紹介
広告を検討しているが、まずはいくらから始めればいいか悩む方も多いと思います。
今回は基本的な考え方をお伝えしますので
クリニックにあったやり方をトライしてみてください。
目次
売上の○○%が広告費!広告比率で決定する
中規模~大規模なクリニックはこのような予算組みをするところも多いかと思います。
複数の広告媒体を取り扱っていると、媒体ごとに成果ポイントも違うので
同列比較がしづらいという問題を解決する方法です。
売上を指標にして、それが伸びていれば広告のかけ方はOKというシンプルな図式ですね。
勿論、それ以外にも費用対効果はチェックしますが、大枠の捉え方として非常に有効です。
その他には、売上の代わりに営業利益の○○%、粗利の○○%という決め方をしているクリニックもあります。
欲しい売上から逆算!獲得単価×人数で決定する
こちらは攻めの目標設定に近いです。
例えば、1,000万円の売上を目標とします。
達成する為に、仮に高額治療を10件獲得する必要があるとします。
その高額治療の平均獲得単価が10万円とすると
10万円×10件=100万円 の広告費用が必要。
という計算です。
平均獲得単価はその業界の実績を持っている代理店やマーケッターの人間なら
ある程度は把握していると思うので、実際に聞いてみるのが良いと思います。
こちらのメリットは目標値で決めるので小規模クリニックでも取り入れやすいです。
まずは月に高額治療を3件獲得する、という目標を立て
その3件を獲得するための広告費が今の利益の中から投資できるのであれば
投資してみる、みたいな決め方で良いと思います。
リピートの回数も計算に入れる!LTVの考え方で決める
1回お客様を獲得したら、その1回きりで代金のやり取りは終わり
というクリニックは少ないかと思います。
基本的には、高額な施術が終わった後も、定期検査等で何度か通ったり
別の施術を受けて見たりと、長く通ってくれるパターンが多いと思います。
LTV(ライフタイムバリュー)は1人の患者がクリニックにもたらす価値のことです。
簡単な例を出します。
高額治療(利益10万円)が出た後に、通常治療(利益5千円)を平均5回通う患者が多い場合
以下の利益が出ます。
10万円×1回=10万円
5千円×5回=2.5万円
合計 12.5万円
この患者を月に5人獲得する場合は、12.5万円×5人=62.5万円まで広告費は使える
という計算になります。
どの設定の仕方にも一長一短がありますので
自クリニックにあったやり方で決定されるのが良いと思います。
複雑な方法は効果検証がしづらくなりますので、可能な限りシンプルな方法で
まず始めるのがおすすめです。
広告費でこういう決め方は避けた方が良い
代理店の最低取扱ラインの金額
ある程度の規模感の代理店によくあるパターンですが、自社の工数と利益をある程度確保するために
「広告費100万円から」「広告費20万円から」という決めごとをしているところがあります。
工数商売という代理店のビジネスモデルを考えると当然のルールではありますし
ある程度予算がある方が取れるデータが増えるために分析がしやすく、効果も出しやすいというのは事実です。
ただ、代理店は予算の大きいところから工数をかけていくので
最低ラインギリギリで契約すると、その最低ラインが更に上がった場合
より工数をかけてもらえなくなります。
それなりの規模感の代理店の方が情報や競合データも多いですが、
無理して最低ラインに合わせるような予算の決め方はクリニックにとっては無茶な投資になる可能性が高いです。
1ヵ月だけ○○万円で試してみる
お試し感覚でやってみたくなる気持ちは分かりますが
そもそも欲しい施術のリードタイムは1ヵ月で巻き取れるでしょうか?
リードタイムとはユーザーの検討期間のことです。
まず広告を見て、どうしようか悩んで、競合と比較検討して
自分の予定と合わせて、行けそうであれば問い合わせる
とユーザーはざっくりこういったスケジュールで問い合わせに至ります。
ある程度の費用のかかる施術だと、このスケジュールは2カ月~3カ月かかることも珍しくありません。
その中で1ヵ月だけ出しても、ユーザーが検討している段階で配信を終えてしまうのでは
投資をして回収せずに終わってしまう形になります。
効果測定の期間はある程度設けるようにしましょう。
Web広告の運用に困っているクリニック様はクリマケにご依頼ください
もし、上記のような内容で困っているクリニック様は是非ご相談ください。
クリマケでは最低取扱費用等も設けておりませんし、クリニック様にとって一番良い販促のお手伝いをさせていただきます。
クリマケは業界内での成功実績を多く抱えたマーケッターが在籍しています。
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